こんにちは、京町啓一です。
今回は Photoshop を使って画像解像度を変更して、画像ファイルの容量を減らす方法を紹介します。
たくさんの画像を一括で処理できるのでおすすめです。
Photoshop のバージョン
Photoshop 20.0.1 を使用しています。
Photoshop のバージョン確認は、ヘルプ → Adobe Photoshop CC について で確認できます。
テスト用の画像を用意する
画像ファイルを2つ程度、用意しておきましょう。(テストで使用してよいものにして下さいね。)
画像解像度を変更する操作を記録する(アクション)
アクションとは、Photoshop 上で行った操作を操作した順番に記録したものです。メニューバー「ウインドウ」からすでに登録済みのアクションを確認することができます。
こちらの画像の現在の解像度はこちらで確認できます。サイズが大きすぎて、容量も重すぎますね。
ではまず、繰返し実行したい処理をアクションとして登録する作業をしていきましょう。
ダイヤログがあらわれたら、アクション名をつけましょう。ここでは「960×640-72ppi」としておきます。
アクション名の入力が完了したら「記録」に進みましょう。
普通の録画と違い、操作履歴の記録なのでゆっくりと操作を進めていただいて大丈夫です。
画面下に赤丸が表示されていれば、記録に入っていますので確認しておきましょう。
まずは「画像を開く」を記録するために、実際に操作していきます。
開くのあと、用意したテスト用の画像ファイルを選択しましょう
テスト用の画像ファイルを選択して Photoshop の画面に戻ると、開くという操作が記録されています。
次は画像解像度の変更を記録しましょう。
メニューバーの イメージ → 画像解像度と進みます。
ダイヤログがあらわれたら、合わせるサイズを「960 × 640 px 144ppi」にしましょう。
まだ、容量が重たいので、次は 解像度欄の数値を 72 に設定しましょう。
設定が終わると、画像サイズが 450KB 程度になりました。 軽いとは言えませんが、大きくとも 1MB は超えないようにした方がよいでしょう。
では「OK」に進みます。
Photoshop の画面に戻ると、画像解像度が記録されているのが確認できます。
次は保存を記録していきます。 保存はどこでも、どんな名前でも結構です。
保存途中にJPEGオプションなどのダイヤログがあらわれた場合は、OKとしてください。
保存が完了して、Photoshop の画面に戻ると、保存が記録されているのが確認できます。
最後に閉じるを登録します。
右上の Ps マークから Photoshop の作業画面に戻ります
閉じるが登録されているのが確認できます。
閉じるが登録されているのが確認できたら、赤丸ボタン横の四角ボタンをクリックして、記録を終了させましょう。
赤丸が赤くなくなったら終了成功です。
ドロップレットをつくる
登録したアクションに基づいて「ドロップレット」をつくります。
ドロップレットはアクションを一つのアプリケーションのように実行するようにしてくれるものと考えておけばよいでしょう。
まず、メニューバーのファイル → 自動処理 → ドロップレットを作成と進みます
ダイヤログを次のように設定します。
1.ドロップレットは .exe ファイルになります。今回はデスクトップに sample.exe と保存しています。
2.ダイヤログのようになっていればOKです。
3.画像解像度変更後の画像ファイルを保存する場所を指定します。今回はデスクトップにしています。
4.yyyymmdd(日付)を追加しています。
デフォルトのままでも良いですが、解像度変更後のファイルと変更前のファイルが同じ名前なってしまうため追加しています。
ここまでできたらOKに進みましょう。
ドロップレットを実行する
デスクトップを確認すると「sample.exe」とした ドロップレットが作成されているのが確認できます。(横のフォルダはテスト用の画像フォルダです)
みなさんの用意したテスト画像をドラッグ&ドロップしてみましょう。
ファイルでも、フォルダごとでもどちらでも構いません。
Photoshop が立ち上がってデスクトップに画像が保存されれば成功です。
さいごに
今回は解像度変更だけでしたが、いろいろな操作を記録してドロップレットにすることができます。
この操作よくやるなぁと思われたら、記録してみてはいかがでしょうか。